整形外科は、数ある診療科の中でも専門性が高く、なおかつ仕事内容も特徴的です。
今回は、そんな整形外科で看護師をする魅力とはなにかを調べてみました。
1つは、成果が目に見えてやりがいを感じやすいこと。
整形外科の患者は他の診療科に比べ、回復していく経過が分かりやすい傾向にあります。
歩けなかった患者が、リハビリにより歩けるようになったり、痛みが次第になくなっていったりと、日々回復していく様子を間近で見るのは喜びであり、達成感にもつながります。
看護師としての成果を都度実感できるのは、大きな励みになるでしょう。
2つ目は、生死を分けるような場面に遭遇することがほとんどないこと。
医療現場によっては、重い病や緊急事態に対応することもあり、ときには患者の死に立ち会うこともあります。
救急診療の現場であれば、絶望を感じるようなつらい状況に心に痛めることは日常茶飯事です。
その一方で整形外科は、突発的な怪我を診るのがメインであり、死に直結する場面はほぼありません。
基本的に患者さんも体調的には元気な方が多く、回復に向けて主体的に治療に励んでいるため、悲壮感を感じることは少ないでしょう。
3つ目は、幅広い年齢層と関わることができることです。
骨折や怪我は老若男女問わず、どの年代でも起こりうる症状です。
乳幼児から老年期まで、さまざまな患者と関わりながら、全ての年齢層に対応できるコミュニケーションスキルを磨くことが可能です。
人と関わることが好きであれば、あらゆる年代の人をケアすること自体がやりがいにつながるのではないでしょうか。